KAZE通信

風土計画一級建築士事務所の事務所日記
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2022年初春
torei4.jpg 2022年も よろしくお願いいたします。

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病児ディケアルーム増築が完成しました

 地域に根付いた小児科医、病児ディケアルーム棟増築のご報告です。
病児ディケアルームは子供が病気の際、保護者が仕事の都合などにより
家庭で看病できない場合に登録している小児科医で預かってくれる事業です。

 これまで院内に設けていた病児保育の環境を整えるために一時休止し
1階に病児ディケアルーム、2階に看護師休憩室を増築しました。
既存の診療所は某著名な建築家により設計された木造建物で
大屋根切妻が特徴です。
内装も落ち着いた雰囲気で細かなところまでデザインされた小児科です。

 小児科診察室と病児ディケアルームが一体的な使われ方ができるように
隣の駐車場部分へ既存建物のデザインを活かし切妻大屋根を延長するような形で増築しています。
しかし構造的には縁を切り、繋ぎの部分を一段低い金属屋根葺とし
エキスパンションジョイントを設けています。

 既存の建物と増築部をつなぐのは高い天井のホール部分。
患者の方のプライバシーを守りつつ、さりげなく見通しのできる空間です。

以前は少し離れた場所に看護師休憩室がありましたが、増築の2階に設け
病児保育のお子さんも安心して過ごすことができます。
(kusu)

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障害福祉サービス事業所Well
 
5月にお引越しをしました現場のレポートです。
 先日お披露目会にお招きいただきましたNPO法人Wellの会さん。
念願の広い事業所には、これまで携わられた方々が集われました。
短い時間でしたが、理事長さま、職員の方のお話をお聞きすることが出来て
利用者さんへの暖かい思いが伝わってきました。
  今回工事させていただきました建物は昨年3月まで
幼稚舎として使われていた木造建物です。なので1部屋が広く天井が高い
床の段差、断熱性能が気になるところでした。
しかし開放的で明るく広い室内と屋根付きデッキ、懐かしい木製建具。
屋外の作業場も必要でお昼休みには体をうごかすスペースが欲しい等
の要望が叶いそうな木造建物ということで設計がスタートしました。
   今回、設計するにあたりこころがけたポイントは、
①冬寒くないこと。(しかし広いスペースで見通しがいいほうが望ましい)
②利用者用さんの作業ごとのゾーニング。
(ミシンを使う作業があり大きい音がでてしまうが、
パソコンを使ってテープおこしの作業は静かでないと聞き取れない)
③休憩時間は靴をぬいで休めるようにタタミスペースを設ける。
④送迎の為、寄り付ける場所が必要。スムーズに車いすでも屋内に行ける。
 今回の改修により収納も増え作業部屋もゆったりととることが出来ました。
広いスペースならではの使い方ができそうです。
 
 
 

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さざなみ福祉会
 
昨年城南区長尾にオープンした
就労継続支援B型「さざなみ第二作業所」
2階は地域活動支援センターI型「リプル」になります。

事業所の開設にあたり物件探しからご一緒させていただきました。

工事の時から近所の方も興味津々で
どんなお店になるの?と聞かれていました。

近所の方もおいしいプリンや焼き菓子の噂を聞いて、買いに来られる方も多いそうです。
 
店舗の扉には流木を使った取っ手を使ったりアイアンの看板をオリジナルで作成したりと
ちょっとおしゃれな雰囲気の仕上がりになったと思います。
(kusu)

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プロフィール
HN:
風土計画
年齢:
33
性別:
非公開
誕生日:
1990/10/01
自己紹介:
(株)風土計画 一級建築士事務所
福岡市中央区今川二丁目9-4
TEL 092-737-3633
カウンター
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Material by Quartz