KAZE通信
風土計画一級建築士事務所の事務所日記
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2026/01
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H作業所実行委員会に参加
Category Project Report
呼ばれたのは、「H作業所レベルアップ実行委員会ーキッチンとした食品工房」という、仲間の代表5人が集まる第3回実行委員会でした。ただ製造できるようになるだけでなく、レベルアップを目指していて、サブ題まで、しっかり考えられた実行委員会名をみても、仲間たちの熱い想いを感じます。
食品製造ができなくなった理由、食品製造ができなくなって困っていること、作りたい!仕事をしたい!想いを、直前まで何度も練習し、フリップも準備し、一所懸命伝えくれました。最後に「協力お願いします」と。
施設長さんより、「仲間の気持ちはわかったけど、いくらくらいかかりそうなのか聞いてみよう」ということで、今建築物価もあがっていて、けっこうかかる旨を伝え、その額に仲間も職員も「かなりの金額・・・」と一度は意気消沈。でも食品工房が欲しい!食品をつくりたい!と再度熱い想いを発し、仲間のひとりが「所長にはすみませんけど、お願いします(ペコリ)」と。止めの適格な一言(練習にもないアドリブ発言)に、みんなで大笑い。
どこなら建てられそうかも、みんなで考えました。最後に、食品工房には何が必要なのか、ひとつずつ挙げてもらいました。障害をもつ人にとって、思い出し、伝えたいことを発することは、とてもエネルギーがいると、職員の方が教えてくださいました。実行委員会が終わる頃には皆さまお疲れ気味だった理由が分かりました。
これまで計画の途中経過を仲間に発表する機会は、いくつかの建物でありました。(このプロジェクトについては職員の方たちとは事前に検討はしていますが)「建物がほしい!」という思いを仲間から直接聞きスタートすることはなかったので、私としても、とても貴重な経験で高揚した気持ちを伝えたくなり、長文での報告となりました。
仲間の想いに応えられるよう、計画を一緒に具体化していきます。(Tsuki)
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現場の記録ー「機械浴槽」
Category Project Report
身体に比較的重い障害を抱えた方が通所するため、入浴サービスの充実は重要視した内容のひとつでした。この建物には2つの浴室があり、1つはユニットバスで、もう一つが機械浴槽での入浴です。
間口5m、奥行が8m(脱衣スペース含む)の広い空間を確保。お引渡し前は正直広すぎたかと思っていたのですが、浴槽昇降式ストレッチャー浴槽が設置されると、適当でした。入浴する方やスタッフの動きに合わせ左右どちらからでも浴槽にアクセスできる機器でしたので、左右にスペースを確保しています。また冬は床暖房でヒートショックへの対策、夏は天井からのスポットクーラーで入浴介助者の暑さを軽減し、少しでも快適に動けるよう工夫しています。
1日に何人もの入浴サービスに対応するので、スタッフが少ない負担で介助できることは、安定した快適な入浴サービスを提供できることにつながると期待し、この浴室となりました。運用後のお話をうかがいたいと思います。(Tsuki)
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現場の記録ー「お引渡し」
Category Project Report
車椅子の移動が円滑に行なえるよう柱のない大空間を実現すべく「コネックトラス工法」を採用し、20m×10mの広い部屋を木造で設けることができ、木造でも大空間を作れることを確認する機会となりました。この空間を実現した500mmピッチで配置したトラスは、天井の中に隠れましたが、上棟時の姿は本当に印象的でした。
お引渡しに先立ち、昨日は取扱い説明を職員の方に行ないました。感覚的に操作できるものから、少々慣れていただく必要があるものまで多岐にわたり、2時間以上かかりました。
本日のお引渡しでは、鍵のお引渡しはもちろんのこと、保証についての説明、各機器の取扱い説明書をつづった分厚いファイルのお渡しなど施工会社より行ないました。法人の会長様からは「念願の建物ができ、いいものを作っていただきました」と、設計者・施工者へのお言葉をいただき、お引渡しできました喜びを共有いたしました。(Tsuki)
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現場の記録-「角材スクリーン」
Category Project Report
