KAZE通信
風土計画一級建築士事務所の事務所日記
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日本の高齢化率とトイレ
Category 学び
先日、衛生機器メーカーさん主催の「高齢者施設セミナー」に行ってきました。
■日本の人口に占める65歳以上の高齢者人口はどのくらいか、ご存知ですか
2010年10月現在で23.0%。
私たちの世代で平均6回くらい。
高齢者の方は、少ない人で4回、多い人では11回。
■日本の人口に占める65歳以上の高齢者人口はどのくらいか、ご存知ですか
2010年10月現在で23.0%。
21%を超えている現代は、「超高齢社会」と分類されます。ちなみに、福岡市は17%の「高齢化社会」。都市から離れた福岡県内の地域はすべて25%超、東峰村が一番高く36.5%だそうです。
■トイレに1日何回くらい行きますか私たちの世代で平均6回くらい。
高齢者の方は、少ない人で4回、多い人では11回。
トイレを我慢することは膀胱炎の恐れだけでなく、腎臓や脳神経にも影響を及ぼすと言われています。トイレに行きやすい環境、必要によっては介助を受けやすい環境にしたいものです。ということで、便器と壁との距離感、便器と出入り口の関係、手すりの位置等の検討は、使う人に合わせた検討が重要となります。
また、延床面積(2000㎡以上)あたりの用途別上水使用量は、ホテル・旅館に次ぎ、福祉施設が大差なく多いそうです。メーカーは近年節水性能の向上に努め、従来のものより60%ほど節水できる商品も出ています。利用頻度の高い高齢者施設、病院等では、この差はランニングコストの低減に大きくつながりそうですね。あわせて、衛生的な空間を保つため、清掃性やメンテナンス性に配慮した商品も多く提案されています。
これまでも、高齢者施設、住宅等も含め、あらゆる建物の設計の際、トイレ環境などの水回りについては個々に考えていましたが、今回メーカー研究の客観的なデータや考え方を知ることができ、よかったです。今後の参考になるとてもよい講座でした。 (Tsuki)
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今、コレクティブハウスが熱い
Category 学び
先日、3人で(NPO)FUKUOKAデザインリーグ主催のイベントに参加してきました。
東京で今月行われた「コレクティブハウジング全国大会」の報告会。
http://www.chc.or.jp/conference/index.html
(NPO)コレクティブハウジング社(以下CHC)の活動は、メディアで取り上げられることもあるので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、コレクティブハウスを実現させるため、居住者希望の方へのワークショップ等を企画、事業主とのコーディネート、居住者へのサポート等を行っていて、コレクティブハウス普及に大きな役割を担った、担っている団体です。
全国大会で
は、CHCが実際に計画運営に携わっているコレクティブハウスを見学し、、居住者、運営側(事務局)、事業主の声をきき、CHCが実践してきた10年の紹介。また違った形で開かれたコミュニティを実践している方の話をきく機会があったようでした。
・世界で2%の人がコレクティブハウスに関心がある
・あまり住戸数が多いのもよくない(最小限の社会性)
・住民同士がフラットな関係であることが大切
・コレクティブハウスには付加価値があり、駅から遠くてもOK。
不人気物件でも需要ある建物に変わる可能性あり
・コレクティブハウス内でコミュニティがあるので、地域(自治会)との連携がとれ、分譲の人、
地域の人も歓迎
この報告を踏まえて、福岡でコレクティブハウス実現について意見交換も。最初からCHCのような充実したコーディネートは敷居が高くなってしまい、なかなか実現ができないけど、少し肩の力を抜いたものでも実現できたらいいね、したいねという締めくくりとなりました。
現在、大分で検討がはじまっているコレクティブハウスの紹介もありました。
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_131908592241.html
<ことば>コレクティブハウス
各住戸のスペースとは別に、コモンスペースと呼ばれる、キッチンやリビング等共有の空間があり、建物の管理などを居住者同士で行い、シェアハウスより、より積極的に、居住者同士、ときには地域と関わり合い支え合う集住スタイルの一つ。
東京で今月行われた「コレクティブハウジング全国大会」の報告会。
http://www.chc.or.jp/conference/index.html
(NPO)コレクティブハウジング社(以下CHC)の活動は、メディアで取り上げられることもあるので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、コレクティブハウスを実現させるため、居住者希望の方へのワークショップ等を企画、事業主とのコーディネート、居住者へのサポート等を行っていて、コレクティブハウス普及に大きな役割を担った、担っている団体です。
全国大会で
(写真:かんかん森 コモンダイニング)
報告のなかで、印象的だったことをいくつか・・・・世界で2%の人がコレクティブハウスに関心がある
・あまり住戸数が多いのもよくない(最小限の社会性)
・住民同士がフラットな関係であることが大切
・コレクティブハウスには付加価値があり、駅から遠くてもOK。
不人気物件でも需要ある建物に変わる可能性あり
・コレクティブハウス内でコミュニティがあるので、地域(自治会)との連携がとれ、分譲の人、
地域の人も歓迎
この報告を踏まえて、福岡でコレクティブハウス実現について意見交換も。最初からCHCのような充実したコーディネートは敷居が高くなってしまい、なかなか実現ができないけど、少し肩の力を抜いたものでも実現できたらいいね、したいねという締めくくりとなりました。
現在、大分で検討がはじまっているコレクティブハウスの紹介もありました。
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_131908592241.html
<ことば>コレクティブハウス
各住戸のスペースとは別に、コモンスペースと呼ばれる、キッチンやリビング等共有の空間があり、建物の管理などを居住者同士で行い、シェアハウスより、より積極的に、居住者同士、ときには地域と関わり合い支え合う集住スタイルの一つ。
(Tsuki)