KAZE通信

風土計画一級建築士事務所の事務所日記
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みんなでつくる保育園-第2回WS
 保育園建て替えにともなう第2回ワークショップを8月4日に開催しました。今回のテーマは、「大きなことから考えよう!」。大きなこととは、園庭と園舎の配置という意味で、まずは敷地の条件を知り、共有することから始めました。
◆交通  登園・降園のピークとなるであろう朝・夕の各3時間の交通状況(クルマ、自転車、人
 の流れ)のビデオを上映し、前面道路は人も車も多いことを共有。交通に関する専門家のSさ
 んより、周辺の交通状況、特性、将来予測などの解説をしてもらいました。
◆日照  ビルやマンションの谷間にある本敷地。日影図を確認してみると日照が限られること
 がわかり、太陽光発電は難しいことも共有。
◆風   この地域は、年間を通して昼は海(北)風、夜は陸(南)風であることを共有。

 少しでも園庭を広く、こどもがめいっぱい体を動かせるようにしたいと願う先生たち。ただ、今回の土地は余裕いっぱいの土地ではなく、地べたの園庭には限りがありそう。というわけで、元保育士で庭師である小泉昭男さんの本より、身近な自然を感じることができる「命と遊びの園庭づくり」の事例を紹介し、園庭の考え方の糸口に。
 そして、本題の園庭と園舎の配置。まずはひとりで。それから4つのグループに分かれ検討してみました。「屋上に園庭って暑いかな」「何階建てまで大丈夫なのかな」「予算は大丈夫?」など、手を動かし、口を動かし、立体パズルのような配置検討。最後に、各グループが検討内容を発表、分かち合いました。なんと、4グループそれぞれ、nの字型、逆コの字型、コの字型、雁行型と違う配置を考えました。この短い時間に敷地条件を読み取り、これほど多様な案が出てくるとは、正直びっくりしました。それぞれの検討要素を踏まえ、条件を整理して、次回プランを提示します。IMG_5121-horz.jpg
 

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プロフィール
HN:
風土計画
年齢:
33
性別:
非公開
誕生日:
1990/10/01
自己紹介:
(株)風土計画 一級建築士事務所
福岡市中央区今川二丁目9-4
TEL 092-737-3633
カウンター
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