KAZE通信
風土計画一級建築士事務所の事務所日記
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「宅老所よりあい」の記録 - 新たな取り組み
Category Projectよりあいの森
福岡市の宅老所よりあい。これから約2年間をかけて新たな取り組みに挑戦します。
宅老所よりあいは昨年2010年11月で20周年を迎えました。地行伝照寺のお茶室をお借りして、下村恵美子、永末里美、中島真由美という3人の女性が始めた地域でお年寄りを見守るという試み。その活動は地域福祉の確かな形として根付いてゆきました。4年後には南区長住で村瀬孝生率いる第2よりあいも活動を始め、彼らの思いと手法は全国の実践者の共感を呼び、今では住宅の「宅」の文字を頭に付ける「宅老所」は日本の共通語となりました。
その基本理念は、住み馴れた場所で自然に老いてゆく、ふつうに呆けてゆく。それをまわりの人々が当たり前のこととして見守り支えてゆく、ということです。よりあいは、福祉行政のモデルにもなっていますが、このシンプルな理念については必ずしも受け継がれているとは言えないようです。今春の福岡市の公募はさらに本質的な課題を見極める契機ともなりました。
6月17日、よりあい支援者の会が開かれ(写真)、集まった30名ほどがよりあいの新たな挑戦への結束を誓いました。取り組みのプロセスをここでレポートして参ります。 (ツボ)