KAZE通信
風土計画一級建築士事務所の事務所日記
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現場の記録ー「機械浴槽」
Category Project Report
身体に比較的重い障害を抱えた方が通所するため、入浴サービスの充実は重要視した内容のひとつでした。この建物には2つの浴室があり、1つはユニットバスで、もう一つが機械浴槽での入浴です。
間口5m、奥行が8m(脱衣スペース含む)の広い空間を確保。お引渡し前は正直広すぎたかと思っていたのですが、浴槽昇降式ストレッチャー浴槽が設置されると、適当でした。入浴する方やスタッフの動きに合わせ左右どちらからでも浴槽にアクセスできる機器でしたので、左右にスペースを確保しています。また冬は床暖房でヒートショックへの対策、夏は天井からのスポットクーラーで入浴介助者の暑さを軽減し、少しでも快適に動けるよう工夫しています。
1日に何人もの入浴サービスに対応するので、スタッフが少ない負担で介助できることは、安定した快適な入浴サービスを提供できることにつながると期待し、この浴室となりました。運用後のお話をうかがいたいと思います。(Tsuki)