KAZE通信

風土計画一級建築士事務所の事務所日記
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仲間に基本計画発表!
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  基本計画が概ね決まったので、先日は職員の方に第5回ワークショップという形で報告をしました。今日は、この計画を楽しみにしている、この建物の主人公である、第2ひかり作業所、あかり作業所の仲間に報告をしました。
 パースや1/50の大きな模型を使って説明。その後の休憩時間で、模型や図面をじっくり見てもらい、質問タイム。みんな自分の仕事場がどんな感じになるのか、休憩はどこでできるのか興味津々です。
  「トイレはいくつあるの?」「待たなくていいの?」
 二つの作業所共に、1~2ヵ所しかトイレがなく、順番待ちの現在。切実な大きな問題でした。必要以上にある訳ではありませんが、数も増え改善されます。
「大きな窓がたくさんありますが、台風のときは大丈夫?」等など、いろんな質問や希望が出ました。少しイメージしてもらえたようで、模型などを見ているとき、みんながニコニコしていたのが印象的でした。そんな中、2つの作業所が合併するが、お互いどんな仕事をしているのかよく知らないことが判明。近々、お互いのお仕事紹介をすることになりました。
 
今後は、実施設計に向け、具体的に家具の配置を考え、窓の位置などを決めていきます。

 
上段右の写真は、今の作業室を重ねて広さを確認しているところです。

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みんなでつくる作業所-第5回
IMG_6775-vert.jpg 8月に行なった第4回のワークショップから、約3ヵ月。その間、職員の主要メンバーと検討委員会を重ね、建物の規模、構造、プランが概ね固まってきました。そこで、第5回のワークショップとして、これまでワークショップに参加してくださった職員の方にプランを説明し、気になるところを発表してもらいました。
 仲間が安全に過ごせること、仲間の作業環境のこと、商品の品質にかかわること等、たくさん挙げてもらいました。実施設計に入る際に、再度チェックしなくてはいけない大事なことがいくつもありました。
 プランの説明ではスケッチアップで作成した3Dモデルを使用しましたが、今回初めてGoogle Earthとの連携をしてみました。新作業所の敷地は、自然豊かで、背振山をはじめとする山々の稜線を愛でることができます。この敷地に、この建物が建つとどんな感じなのか。Google Earthと連携したことで、プランだけでなく、送迎車で玄関に降り立ったときに見える風景、食堂から見える風景も含めイメージを共有できたのではないかと思っています。
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みんなでつくる作業所-第4回WS
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 まずは、宿題の発表から。

IMG_6775-vert.jpg これまでのワークショップを踏まえて、新作業所の構想をシートにまとめて持ち寄りました。1人2分程度で、そこでどんな過ごし方をするのか、建物の構成をどうするのか等を発表。
いま行なっている仕事は、長年をかけ仲間たちの作業としてしっかり定着し、誇りを持っているので、作業の継続は皆さんに共通の考えのようです。今までの仕事を少し縮小して、新たな事業として、カフェ・ショップという声もたくさんあり、様々なアイディアが集まりました。
 発表のあと、考え方の近い4つのグループに分かれて、お互いの考えを取り入れながら、あらためてグループ独自の「事業計画書」を作成してみました。
 新しい事業を取り入れることに対し、課題はあるものの、それぞれのグループからは可能性は低くはないとの声。ただし、運営のことを十分考慮し、準備期間も必要となるため中長期で考える必要があること、それを想定した建物の計画が求められることを確認しました。
 建物をどんな構成、配置にするかを考える段階に入り、職員の方からは「本当に新作業所が建つということを実感した」との感想が出ました。
 次回はいよいよ最終回です。0cd74425.jpeg


 

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みんなでつくる作業所-第3回WS
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  7月13日、3回目のワークショップは、事前に分担して見学してきた参考にしたい作業所4カ所について、レポート発表があり、みんなで共有しました。
a1acc0fc.jpeg  今回見学させていただいたのは、以下の4つの作業所。
◇農業を中心に取り組む福岡市西区碧園さん
◇車いすの仲間が多く通う福岡市西区ゆいさん
◇オリジナル商品が充実してて福岡市博多区ottoさん
◇パン・豆腐の製造販売・配食サービスを行なう田川市のつくしの里・第2つくしの里さ
 
  このほかに、作業所が企業と業務提携をしたカレーショップ、OEMカレー工場の話を所長より番外レポートとして紹介がありました。碧園さんでは事業として取り組む難しさ、ottoさんでは商品のオリジナル性・地域との関わり方、つくしの里さんでは仲間の仕事意識、車いす利用の仲間が多いottoさん・ゆいさんでは動線や設備の考え方のヒントをもらえたのではないでしょうか。
  建物の中身に入る前に、仲間とこの施設で具体的にどんな風に過ごしたいか、方向性を定める必要がありそうです。仲間の仕事を考えたときには、貪欲におもしろくて儲かるところを目指していきたいものです。どういうところであれば、そう思えるのか、みんなで書き出してみました。そして、次回は各自どんな風に過ごす建物にしたいか発表してもらいます。
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プロフィール
HN:
風土計画
年齢:
33
性別:
非公開
誕生日:
1990/10/01
自己紹介:
(株)風土計画 一級建築士事務所
福岡市中央区今川二丁目9-4
TEL 092-737-3633
カウンター
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Material by Quartz