KAZE通信
風土計画一級建築士事務所の事務所日記
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現場の記録ー「ベストな壁の検討」
Category Tグループホーム新築工事
今回の建物は「強度高度障害」を抱えた人も使用します。強度行動障害とは、環境がうまく合っていない.ことが、人や場に対する嫌悪感や不信感を高め、行動障害をより強いものにし、激しい自傷や他害・物損行動が起こります。そのため、本人もケガをしない、物損にならない壁づくりが、本建物では大切な要素と考えています。まずは、間柱の間隔は一般的には(柱-柱の間が910mmのとき)1本(@455mm)ですが、2本(@303mm)としています。その他、下地やボードの使い分けをするようにしました。すべてを「レベル★★★」にすればよいのですが、予算のこともあるので、現場で3パターンの壁構成を作り、強さを確認してもらい使い分けをするようにしました。(Tsuki)