KAZE通信
風土計画一級建築士事務所の事務所日記
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SharedHomeはたけのいえ
Category Project Report
1月末にお引渡しをしました現場のレポートです。
築40年超の木造住宅を改修しました。これまでは家族の住まいとして使っていましたが、重い障がいをもつ若者たち4人が集まって住む家への改修です。
4つの個室を設けること、リクライニングタイプの車いすでも動ける動線を確保する、この条件をクリアするのは、パズルのような作業でもありました。また、度々増改築を重ねていたこの建物は屋根の架け方が複雑で、平面を変更するにあたり、柱を抜くことができるか、動かすことができるか、構造の判断も難しく、大工さんと相談をしながら進めました。
この建物は「SharedHomeはたけのいえ」と名付けられ、「どんなに病気や障がいがあっても地域で暮らし続けたい」という願いのもとに、単に「箱物(ハウス)」をシェアするということでなく、[ひと][もの][つながり]をシェアする暮らしを目指しています。ここでの4人の生活がはじまり、各個室・玄関をつなぐ位置に設けたLDKが、4人それぞれをサポートするヘルパーさん、看護師さん、ご家族、世話人さんたちが語らい、くつろぎ、食事を共にする等、団らんの場に自然となり、4人の若者を中心とした大家族という雰囲気ができつつあるそうです。 (Tsuki)
築40年超の木造住宅を改修しました。これまでは家族の住まいとして使っていましたが、重い障がいをもつ若者たち4人が集まって住む家への改修です。
4つの個室を設けること、リクライニングタイプの車いすでも動ける動線を確保する、この条件をクリアするのは、パズルのような作業でもありました。また、度々増改築を重ねていたこの建物は屋根の架け方が複雑で、平面を変更するにあたり、柱を抜くことができるか、動かすことができるか、構造の判断も難しく、大工さんと相談をしながら進めました。
この建物は「SharedHomeはたけのいえ」と名付けられ、「どんなに病気や障がいがあっても地域で暮らし続けたい」という願いのもとに、単に「箱物(ハウス)」をシェアするということでなく、[ひと][もの][つながり]をシェアする暮らしを目指しています。ここでの4人の生活がはじまり、各個室・玄関をつなぐ位置に設けたLDKが、4人それぞれをサポートするヘルパーさん、看護師さん、ご家族、世話人さんたちが語らい、くつろぎ、食事を共にする等、団らんの場に自然となり、4人の若者を中心とした大家族という雰囲気ができつつあるそうです。 (Tsuki)