KAZE通信

風土計画一級建築士事務所の事務所日記
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現場の記録ー「ガラスの破壊体験」
  前回のブログでも書きましたが、今回の建物は「強度高度障害」を抱えた人も使用します。物損がガラスであると、本人のケガ、場所によっては外部に出てしまう、落下してしまうという恐れがあり、慎重に検討する必要があります。壁同様に、今回使用を予定しているガラス3種類を準備し、職員の方に破壊体験をしてもらいました。どれくらいの力で割れるのか、割れ方を見てもらいました。そのうえで、外部、内部それぞれのガラスについて、使用するガラスを確認しました。(Tsuki)

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現場の記録ー「ベストな壁の検討」
  今回の建物は「強度高度障害」を抱えた人も使用します。強度行動障害とは、環境がうまく合っていない.ことが、人や場に対する嫌悪感や不信感を高め、行動障害をより強いものにし、激しい自傷や他害・物損行動が起こります。そのため、本人もケガをしない、物損にならない壁づくりが、本建物では大切な要素と考えています。まずは、間柱の間隔は一般的には(柱-柱の間が910mmのとき)1本(@455mm)ですが、2本(@303mm)としています。その他、下地やボードの使い分けをするようにしました。すべてを「レベル★★★」にすればよいのですが、予算のこともあるので、現場で3パターンの壁構成を作り、強さを確認してもらい使い分けをするようにしました。(Tsuki)

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現場の記録-「外部の色決め」
  週1回の現場定例会議には法人から、職員の方が複数参加してくださっています。同法人の通所施設が隣接敷地にあるため、工事車両の出入り等が多い日は、この定例会議で事前にお伝えし共有するようにしています。この日は、外部の色決めを行ないました。今回の外壁は、サイディング張りと塗装仕上げにしました。当方で事前に選んでおいたサイディングのシリーズから木目色を、白系の塗装も赤味、黄味、グレー気味ものを90cm角程度のサンプルを用意し、見ていただき決めていただきました。某タレントさんの「白って200色あんねん」って発言にもあるように、白と言っても色味で印象が違いますので、大判で確認いただくようにしています。サッシの色も決まりました。(Tsuki)

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現場の記録-「地鎮祭」
  先日、「Tグループホーム&集中支援室新築工事」の地鎮祭が執り行われました。来春完成にむけ、長年の計画であった建物が着工する喜びと期待を法人のみなさまとあらためて共有し、身が引き締まる思いがしました。地鎮祭には、グループホームに入居予定の仲間も駆けつけ、玉串(榊)をお供えしていただきました。現場のみなさま安全第一でよろしくお願いします。
 強度行動障害の支援施設となるため、施工業者の方々とも障がいの特性を共有し、工事を進めながらも、安全に過ごしてもらえる仕様を職員の方々と追求していきたいと思っています。(Tsuki)

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プロフィール
HN:
風土計画
年齢:
34
性別:
非公開
誕生日:
1990/10/01
自己紹介:
(株)風土計画 一級建築士事務所
福岡市中央区今川二丁目9-4
TEL 092-737-3633
カウンター
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