KAZE通信
風土計画一級建築士事務所の事務所日記
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現場の記録-「銘木屋」
Category MH邸
本日の打ち合わせは、銘木屋さんへ。
建物の内装に使用する化粧材を取り扱っているのが銘木屋さんです。今日は、前回の打ち合わせで確認した床の間のイメージを、実際に材料を見ながら、構成する地板、床框、床柱、落とし掛けの材木を何にするか、決めていきます。床の間まわりは、材料の選択、組み合わせは、建築の格式や好みなどがあり、さまざまです。床の間をもつお座敷は、お客様をもてなす空間だけに、みなさん銘木を前に悩まれます。
なかでも、床柱は悩みます。樹種も多く、丸柱、角柱、竹。皮つき、こぶ洗い出し、出節丸太。天然材(無垢材)、人工材(張りもの)。値段の幅も広く、今回も床柱だけで1時間半ほど検討し、決めました。
居間の天井に張る天然ボードも、銘木屋さんで実物を確認することができ、少しずつ内部の仕上げも具体的になっていきます。 (Tsuki)
建物の内装に使用する化粧材を取り扱っているのが銘木屋さんです。今日は、前回の打ち合わせで確認した床の間のイメージを、実際に材料を見ながら、構成する地板、床框、床柱、落とし掛けの材木を何にするか、決めていきます。床の間まわりは、材料の選択、組み合わせは、建築の格式や好みなどがあり、さまざまです。床の間をもつお座敷は、お客様をもてなす空間だけに、みなさん銘木を前に悩まれます。
なかでも、床柱は悩みます。樹種も多く、丸柱、角柱、竹。皮つき、こぶ洗い出し、出節丸太。天然材(無垢材)、人工材(張りもの)。値段の幅も広く、今回も床柱だけで1時間半ほど検討し、決めました。
居間の天井に張る天然ボードも、銘木屋さんで実物を確認することができ、少しずつ内部の仕上げも具体的になっていきます。 (Tsuki)
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かしはらホーム現場の記録
Category Project Report
かしはらホームの浴室改修工事が、まもなく完了します。
かしはらホームは、入所とデイサービスを行う障がい者支援施設なのですが、ここの建物が建築された8年前から一度も浴室・脱衣室の用をなしていない空間がありました。
今回は、この空間をショートステイが可能な空間に改装です。
かなりウッディな空間に仕上がっています。
ぶつかっても、たたいても、転んでも、建物に傷が多少つくのは構わないけど、利用者がケガをなるべく負わないようにしてほしいと、職員の方から希望をいただきました。
対策として・・・
建具は、フラッシュ戸でなく、框組みをセレクト。
(施設内の既存のフラッシュ戸には、パンチで破壊し補修した跡がたくさんありましたので、框組みに)
壁は、やわらかい杉材で板貼りし、コーナー部はアール仕上げ。
床も転倒時の衝撃を吸収するものをセレクト。
地域の方が希望されるショートステイの窓口を広げたいという施設側の想いから、今回の改装となりました。利用がはじまるのが楽しみです。 (Tsuki)
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「宅老所よりあいの記録」-七人の侍
Category Projectよりあいの森
7月29日、第2宅老所よりあいに12名が集まりました。
今回は、新プロジェクトで老人ホームを作るとしても、「主体は誰なのか」。
このことについて、考えました。
・主体がよりあいから私にかわってきたのではないだろうか
この方が一緒にやる上でも楽しいのかなと思えるようになった
・つくる過程がよりあいのよさ、過程がなければよりあいがやる意味がない
・国や補助を必要としないものなのか
・生協のように、自分たちでつくるものなのか
話し合いのなか、みんながしっくりきたのが、映画「七人の侍」の村人と侍の関係。
地行の第一、桧原の第二、そして第三よりあい。
よりあいが、これまで20年お年寄りから学んできたことが、
3つのよりあいで、できたらいいねと話をして、今日はここまで。取り組みはつづきます。
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現場の記録―「上棟式」
Category MH邸
博多山笠の「追い山」が行われた 7月15日の夕方、MH邸では上棟を祝して、上棟式、餅まきをしました。
上棟式とは、無事棟が上がったことを喜び、感謝するもので、「儀式」というよりは、建て主が職人さんや地域住民と共にする「お祝い」という意味合いの方が強いかもしれません。あわせて、工事に携わっている人が一同に会し、今後の工事の安全を祈願し、お互いの協力で家をつくり上げていこうと、改めて確認します。
最近は餅まきをする方が珍しくなっていますが、今回は建て主さんのご希望もあり行いました。現場に「餅まきをしますよ」という案内を貼っていただけだったので、どのくらいの方が集まるか心配でしたが、近所の子どもたちやお母さんたちが集まってきてくれました。5円玉入りの紅白の祝い餅や駄菓子を、MHさんや棟梁たちが投げはじめると、みなさん必死です(笑)。かばんの口を大きく広げ、飛んでくるのを待つ子も。近くの公文教室の先生が、こういう機会はなかなかないからと、ちょっと授業を中断し、子どもたちを連れてきてくださっていたとか。年配の方も、「何十年ぶりかしら。」と童心に帰って?、お餅をひろっていらっしゃいました。
やっぱり餅まきは、楽しいですね。
現場には笑顔がいっぱいで、この建物にたくさんの幸せが舞い込んできました。
地域の方と一緒にお祝いができたMH邸でした。
秋の竣工にむけて、職人さんたちとがんばります。 (Tsuki)
上棟式とは、無事棟が上がったことを喜び、感謝するもので、「儀式」というよりは、建て主が職人さんや地域住民と共にする「お祝い」という意味合いの方が強いかもしれません。あわせて、工事に携わっている人が一同に会し、今後の工事の安全を祈願し、お互いの協力で家をつくり上げていこうと、改めて確認します。
最近は餅まきをする方が珍しくなっていますが、今回は建て主さんのご希望もあり行いました。現場に「餅まきをしますよ」という案内を貼っていただけだったので、どのくらいの方が集まるか心配でしたが、近所の子どもたちやお母さんたちが集まってきてくれました。5円玉入りの紅白の祝い餅や駄菓子を、MHさんや棟梁たちが投げはじめると、みなさん必死です(笑)。かばんの口を大きく広げ、飛んでくるのを待つ子も。近くの公文教室の先生が、こういう機会はなかなかないからと、ちょっと授業を中断し、子どもたちを連れてきてくださっていたとか。年配の方も、「何十年ぶりかしら。」と童心に帰って?、お餅をひろっていらっしゃいました。
やっぱり餅まきは、楽しいですね。
現場には笑顔がいっぱいで、この建物にたくさんの幸せが舞い込んできました。
地域の方と一緒にお祝いができたMH邸でした。
秋の竣工にむけて、職人さんたちとがんばります。 (Tsuki)