KAZE通信
風土計画一級建築士事務所の事務所日記
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みんなでつくる作業所-第3回WS
Category 風ひかり作業所
7月13日、3回目のワークショップは、事前に分担して見学してきた参考にしたい作業所4カ所について、レポート発表があり、みんなで共有しました。
◇農業を中心に取り組む福岡市西区碧園さん
◇車いすの仲間が多く通う福岡市西区ゆいさん
◇オリジナル商品が充実してて福岡市博多区ottoさん
◇パン・豆腐の製造販売・配食サービスを行なう田川市のつくしの里・第2つくしの里さん
このほかに、作業所が企業と業務提携をしたカレーショップ、OEMカレー工場の話を所長より番外レポートとして紹介がありました。碧園さんでは事業として取り組む難しさ、ottoさんでは商品のオリジナル性・地域との関わり方、つくしの里さんでは仲間の仕事意識、車いす利用の仲間が多いottoさん・ゆいさんでは動線や設備の考え方のヒントをもらえたのではないでしょうか。
建物の中身に入る前に、仲間とこの施設で具体的にどんな風に過ごしたいか、方向性を定める必要がありそうです。仲間の仕事を考えたときには、貪欲におもしろくて儲かるところを目指していきたいものです。どういうところであれば、そう思えるのか、みんなで書き出してみました。そして、次回は各自どんな風に過ごす建物にしたいか発表してもらいます。
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チャリティコンサート開催決定!9/7
Category Projectよりあいの森
今秋、谷川俊太郎さん、Divaさんをお迎えして、「みんなで老人ホームをつくるぞ!チャリティーコンサート」開催することになりました。詳しくは、ちらしPDFファイル(ちらしの画像をクリックするとPDFファイルが開きます)ご覧ください。
とき :2013年9月7日(土)
開場12:30 終演16:45
ところ :西南学院大学チャペル
入場料 :3500円
(チケット確保しています!ご希望の方は
風土計画までご連絡ください。)
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公共建築を木造で建てる
Category 学び
戦後復興期に公共建築物の不燃化(非木造化)を国は推進してきましたが、国内の木材の自給率をあげ、将来にわたる山の健全化をめざし、昨今は公共建築で木材の利用を促進する動きに変わっています。木造で大きな建物というと、お寺、東大寺大仏殿。九州だと、熊本の小国ドームとか。実際、ビルやマンション、工場、住宅を含めた建築物全体の36%が木造。公共建築物で木造となると、7.5%と少ないそうです。数字で意識したことはありませんでしたが、たしかに駅や美術館、図書館などで木造はあまり見かけないですね。
そのようなお話もありましたが、興味深く思ったのは、世界の木造建築物です。完成後の写真だけでなく、建て方中のも交え紹介してくださり、おもしろかったです。写真は、スペインの「メトロポール」というJ. Mayer. H.設計の4階建てのショッピングモール。規模と、うねるようなこの曲線、木造とは思えません。近年、日本でも技術は進化し、曲線のプレカットも可能になっているそうです。木造といっても、ひとくくりにできない時代がくるかもしれないですね。
住宅と比べ、不特定多数が使用する故に公共建築物や民間の社会福祉施設等は法規制が多くなりますので、またこういう場に参加し理解していきたいと思います。国産の木材が使いやすくなったり、木造の技術が見直される、継承されることにつながることを期待しつつ。
(写真引用:J. Mayer. H.事務所HP)
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みんなでつくる作業所-第2回WS
Category 風ひかり作業所
まず1つ目のテーマは、「何のための作業所?何のための作業所づくり?」。各班でそれぞれが思うことを書き出し、グルーピング。それに4文字のグループ名を名づけるとのお題に、四字熟語もあれば、ひらがな、「山谷苦楽」「発信樹地」などオリジナルの熟語も飛び出し、作業も発表も盛り上がりました。模造紙のまとめには、イラストが入ってきたり、ワークショップを楽しんでもらえているようです。
後半では、第2ひかり、あかり、今度の敷地の宝物、誇れるヒト、モノ、コトをそれぞれ宝物カードに書き出してみました。今は活かしきれていない仲間の得意分野や、地域とのつながりをつくるツールになりそうなコトなど、新作業所でどんな風に過ごすか、新作業所の運営のヒントがたくさん出てきたようです。もう少し時間をかけたら、活かしたい宝物が具体的に見てきそうです。ひきつづき、この宝物情報はブラッシュアップして、この計画に活かしたいものです。
さあ、次回のテーマは「事例に学ぼう!」です。次回までに、3班に分かれて他の作業所を見学し、レポートしてもらいます。探検隊、いざ出動!私たちの計画に活かせるヒントを見つけましょう。