KAZE通信
風土計画一級建築士事務所の事務所日記
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ぴあすまいる東センター
Category Project Report
この春にお引き渡しした「ぴあすまいる東センター」です。
書店やドラッグストアを営業していた店舗を障がい者福祉事業所(デイサービス、ショートステイ)に改装しました。
同じ法人で運営されている施設なども見学させていただき、今回の施設に求められること、配慮すべきことを確認、打合せをしながら、進めてきました。用途変更にともない、既存建物にはなかった外部階段、非常用すべり台、エレベーター等を新設しています。ここに来る仲間は、身体に重複障がいをかかえていたりするため、トイレでの滞在時間は長くなる場合もあります。そのため、トイレの個数を増やしたり、クーラーを取りつけた室を設けるなどの配慮もされています。また、浴室には職員への負担少なく、仲間も不安少なく、入浴できるようリフトが設置されました。同エリアにある通所施設の利用者増を補うことを目的に開所した「ぴあすまいる東センター」。利用の仲間も多く、安心して日中を過ごせる活動の場となっているようです。
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みんなでつくる作業所-第4回WS
Category 風ひかり作業所
まずは、宿題の発表から。
これまでのワークショップを踏まえて、新作業所の構想をシートにまとめて持ち寄りました。1人2分程度で、そこでどんな過ごし方をするのか、建物の構成をどうするのか等を発表。
いま行なっている仕事は、長年をかけ仲間たちの作業としてしっかり定着し、誇りを持っているので、作業の継続は皆さんに共通の考えのようです。今までの仕事を少し縮小して、新たな事業として、カフェ・ショップという声もたくさんあり、様々なアイディアが集まりました。
発表のあと、考え方の近い4つのグループに分かれて、お互いの考えを取り入れながら、あらためてグループ独自の「事業計画書」を作成してみました。
新しい事業を取り入れることに対し、課題はあるものの、それぞれのグループからは可能性は低くはないとの声。ただし、運営のことを十分考慮し、準備期間も必要となるため中長期で考える必要があること、それを想定した建物の計画が求められることを確認しました。
建物をどんな構成、配置にするかを考える段階に入り、職員の方からは「本当に新作業所が建つということを実感した」との感想が出ました。
次回はいよいよ最終回です。
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よりあいのHPができました!
Category Projectよりあいの森
特別養護老人ホーム建設に向けての活動も活発な「宅老所よりあい」と「よりあいの森」。いま、どんなことに取り組んでいるのか。そもそも、「宅老所よりあい」「よりあいの森カフェ」って何をやっているんだろう。そのようなことも知ることができる「宅老所よりあい」のホームページができました。愛嬌のあるおじいちゃんが目印です。
運営資金づくりの一環で製作しているTシャツやバッグ。よりあいの下村さんと村瀬さんが書いた本。通信販売での対応ができるようにもなっています。
よりあいの新しい挑戦を「宅老所よりあい」のホームページでご覧いただき、応援おねがいします。
「宅老所よりあい」のホームページ: http://yoriainomori.com/
運営資金づくりの一環で製作しているTシャツやバッグ。よりあいの下村さんと村瀬さんが書いた本。通信販売での対応ができるようにもなっています。
よりあいの新しい挑戦を「宅老所よりあい」のホームページでご覧いただき、応援おねがいします。
「宅老所よりあい」のホームページ: http://yoriainomori.com/
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みんなでつくる作業所-第3回WS
Category 風ひかり作業所
7月13日、3回目のワークショップは、事前に分担して見学してきた参考にしたい作業所4カ所について、レポート発表があり、みんなで共有しました。
今回見学させていただいたのは、以下の4つの作業所。
◇農業を中心に取り組む福岡市西区碧園さん
◇車いすの仲間が多く通う福岡市西区ゆいさん
◇オリジナル商品が充実してて福岡市博多区ottoさん
◇パン・豆腐の製造販売・配食サービスを行なう田川市のつくしの里・第2つくしの里さん
このほかに、作業所が企業と業務提携をしたカレーショップ、OEMカレー工場の話を所長より番外レポートとして紹介がありました。碧園さんでは事業として取り組む難しさ、ottoさんでは商品のオリジナル性・地域との関わり方、つくしの里さんでは仲間の仕事意識、車いす利用の仲間が多いottoさん・ゆいさんでは動線や設備の考え方のヒントをもらえたのではないでしょうか。
建物の中身に入る前に、仲間とこの施設で具体的にどんな風に過ごしたいか、方向性を定める必要がありそうです。仲間の仕事を考えたときには、貪欲におもしろくて儲かるところを目指していきたいものです。どういうところであれば、そう思えるのか、みんなで書き出してみました。そして、次回は各自どんな風に過ごす建物にしたいか発表してもらいます。